wataメモ

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メタプログラミングRuby第2版読了

 タイトルから面白そうとメタプログラミングRuby第2版を読んだ。

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お勧め対象者

 読んでみると非常に丁寧にRubyの言語仕様を解説してくれていた。 なんとなくで理解していた事や、ちゃんと調べていなかった部分が色々と晴れた。 Rubyを勉強しようと考えている人には間違いなくお勧めの1冊。 特に自分の様にJavaの知識でRubyの挙動を補間しようとしている人の勘違いを正してくれるので、そういう人にもお勧め。

 第2版ということで、Rubyのバージョンが上がったことにも対応している。 最初は1.8だったのが2.2まで対応で一部Refinementsで書き換えられている。

面白かった部分

Ruby on Railsの歴史

 Rubyの言語仕様的な解説部分も面白かったが、個人的にありがたかったのはRuby on Railsの歴史に軽く触れていることだ。 Ruby on Railsというある意味Web開発における人類の英知の集結がどのように進化していったのか。 本では明記されていないが、恐らくRubyという言語にも多大な影響を与えたことも容易に想像出来る。 こういう歴史的な話はきちんと技術を理解する上で必要なことだと考えているのでありがたい。

師匠の名言

 7章のエピローグの師匠のセリフがとても良かった。 弟子が「メタプログラミングの真髄とは何なんですか?」と聞いたことに対して最終的に 「メタプログラミングというものなど存在しない。すべてはただのプログラミングじゃ。」と答えたことだ。 こういうことを言えるようになりたいものだ。